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22歳フリーターのぽんこつらいふ

【5億年ボタン】5億年どん兵衛【番外編】

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5億年ボタンを御存知だろうか。

そのボタンを押すと、感じないレベルで微弱電波が流れてワープする。体感5億年の時間を過ごす代わりに100万円が貰えるという奇天烈な装置だ

しかし、この体感というのは現実世界では一瞬である。そして5億年の時間を過ごした記憶は消されるというものだ。

 

話しは変わり、

一時期ブームとなった10分どん兵衛。

お湯を入れて5分がデフォであるが、10分待つことで更に美味しくなるぜ!というもの。

 

ん…?ちょっと待てよ

ってこたぁどん兵衛に5億年ボタン押させたら

神がかり的にうまくなるんじゃ!?(メダパニ)

 

 

5億年ボタン 開始から1分

 どん兵衛「お湯が染み渡るわ~まだまだ芯が残ってバリバリやで~あと4分程待っててな~美味しくなってやるんじゃ~^^」

まだ状況がつかめていないどん兵衛は、

命(お湯)を注がれ意気揚々。美味しくなるためやる気満々。

 

5億年ボタン 開始から5分

どん兵衛「さ~て、美味しく仕上がったで~!今が食べごろや!ズズっといっちくり~」

さて、いよいよ食されることとなるどん兵衛。しかしここは5億年ボタンを押したあとの仮想世界。

彼にはあと、

499,999,999年364日23時間55分

残されているのだ。

 

がんばれどん兵衛

 

5億年ボタン 開始から8分

どん兵衛「ん?どないしたんや?なんで誰も食べてくれへんのや?…あ。さては10分派やな!しゃーない、もうちっと辛抱したる」

 

…。

 

5億年ボタン 開始から40分

どん兵衛「だいぶ…長いこと…浸かってるな…。」

ここにきてどん兵衛は悟り始める、自分が食されることのない現実を。しかし諦めないのである。

いつか来るその日を夢見て…。

 

5億年ボタン 開始から12,066分

どん兵衛「…。」

どん兵衛はもはや伸びるのをやめていた。お湯を注がれてから途方もない時間が過ぎた。乾燥していた時間より大幅にお湯を注がれた時間の方が長くなってくる。

 

5億年ボタン 開始から504,000分

どん兵衛「……!?…こっちの姿が現実なんじゃないのか?俺はなぜ食べられたいんだ?美味しくなるってなんだ?俺という存在は一体なんなんだ?」

どん兵衛は考えた。

すでにどん兵衛の域を遥かに超えた発想と理論で彼は真理を追究していた。

 

5億年ボタン 開始から1年

どん兵衛はすべてを理解して蒸発し、

残りの499999999年、空間と調和した。

  

5億年ボタン 開始から5億年

どん兵衛はーーーー。

世界に還るーーーーー。

 

【現実】

ぼく「いっただっきまーーーす!」

  

 

 

 

…固ッッッ!!!

 

おわり