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【和製ウォーキングデッド?】アイアムアヒーローとウォーキングデッドを比較してみる

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引用:映画『アイアムアヒーロー』

 

ビッグコミックスピリッツにて2009年から連載を開始した『アイアムアヒーロー』

2016年には大泉洋を主演に据え、実写映画化も公開され大ヒットを博したSFパニックホラー作品です。2017年多くのファンに惜しまれつつ、作品は無事完結しました。

しかし、ファンの間ではその最終回の内容が多くの物議を醸しています。正直、連載を追っていたファンの僕からしてもあの最終回は腑に落ちません。

 

片や、同じSFパニックホラー作品として今や大人気作品である『ウォーキングデッド』

元々アメコミを原作として、2010年ドラマシーズン1が公開されてからは世界的なヒットを飛ばし、現段階でシーズン7まで製作されています。

原作とは違ったドラマ独自の展開を見せ、原作ファンのみならず一つの作品として多くのファンを獲得しました。

 

前半から中盤までは『和製ウォーキングデッド』と評され、期待の大きかったアイアムアヒーロー。どうしてここまで差がついてしまったのか紐解いていきます。

 

 

 

アイアムアヒーローについて

基本的には主人公である鈴木英雄が、趣味で使用していた猟銃を駆使してZQNを倒しながら逃避行を繰り返すという物語です。

序盤では、ウォーキングデッドのような荒廃した世界で生きる一般人の人間模様を主に描かれていました。

 

この作品のピークはアウトレットモール編で集約されていると考えます。一個人の意見ですが、このあたりまでは『和製ウォーキングデッド』と言える作品であったでしょう。

 

銃規制の敷かれた日本の観点から、ZQNだけでなく人間同士の争いやそれぞれのコミュニティの形成模様などがしっかり描かれていて、もしこういった世界になったら起こり得るであろうドラマが随所に展開していました。しかしアウトレットモール編以降は、

 

  • 選ばれた人間が半感染状態となりZQN並みの身体能力を得る
  •  〃 がZQNを操る
  • 全体が一つの意思を持って行動している
  • 巨大な化け物が生成され、街で暴れる
  • ZQNとの意思疎通

 

etc…。こういったパニックホラー作品の陥りがちな、作品としての落としどころがイマイチパッとしないB級作品になってしまいました。別の作品として見るならばいいですが、来栖登場あたりからは正直惰性でした…。

対ZQNの描写

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引用:アイアムアヒーロー8巻/花沢健吾

 

こちらは、アウトレットモール編での一コマ。跳躍力のあるZQNが避難キャンプである屋上に飛びあがってきた状況です。

主戦力はアウトレット内へ物資調達に出ていて、警備が薄いなかZQNに襲われるのですが…。

 

対ZQNに対する描写がイマイチです。というのも、こちらのコマからはZQNに対する恐怖を感じることができません。

元々架空上の設定なので『自分なりのゾンビを描いた結果』と言われればそれまでですが、なんとなく違和感を感じてしまいます。

 

ただ、対人間の描写はうまく描かれています。アウトレットモールの表のボスであるサンゴの凶行は読者に大きな印象を与え、恐怖を植え付けました。

又、裏のボスでもある伊浦の最期はとてもインパクトのある仕上がりでしたね。画像は少々過激すぎるので控えますが←。

 

 ZQNの発現は飽くまで事象の一つで、こういった人間的な物語にフォーカスを当てながら上手くまとめ上げたアウトレットモール編は、やはり『和製ウォーキングデッド』であったと言えます

 

ウォーキングデッドについて

一方、シーズン7まで公開されている大ヒット海外ドラマについて見ていきます。

こちらは、製作者や演者がインタビューで語っているように、ウォーカーにより荒廃した世界で魅せる人間ドラマが主軸となって描かれています

 

他のゾンビ映画やパニックホラー映画の特長でもあるような、最終的にゾンビを駆逐して一から新たな人類を繁栄させていく所謂ハッピーエンドではなく、ウォーカーによって支配された世界でどう生き抜くかという点を試行錯誤しながらシーズンごとに綺麗にまとめ上げています。

 

ウォーカーの存在は作品を彩る大きな要因のひとつですが、この作品の本質は極限状態にある人間たちが描く人間ドラマにあるというのがまず一点。  

ユニークな登場人物

先ほど、『アイアムアヒーロー』に登場するサンゴや伊浦について述べましたが、ウォーキングデッドは主にこのような人間にフォーカスを置いた物語が展開されます。

そしてそれらを盛り上げるのは、魅力的な登場人物にあります

 

初期からのメンバーであるリックを含めたグループの一人ひとりに様々なテーマのストーリーがあり、作品を通して進行していきます。

又、主人公一行を脅かす存在に他のコミュニティとの争いがあります。対ウォーカーだけで構成していたらいずれマンネリ化、ネタが尽きてしまいますからね。

登場する他のコミュニティにもそれぞれ特色があり、それが視聴者を引き付ける魅力の一つです。 

つり橋効果?演出について

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引用:『ウォーキングデッド シーズン6』

 

更に、演出面でも大きな特徴があります。登場当初より一人ひとりのキャラクター性をしっかり確立しながら物語は進行していきます。

そうするとシーズンを通して視聴している視聴者は、キャラクターに愛着を持つようになります。

 

そして、愛着のあるキャラクターが出来上がったらあとはコッチのもの。対ウォーカーや対人間で起こる抗争を、視聴者は俄然熱を持って視聴します。

 

はらはらしながらお気に入りのキャラクターに自分を投影しながら視聴する手に汗握る演出は、宛らつり橋効果をもたらします。

スリルによって得た緊張感が緩和されたときに、視聴者は更に作品のファンとしてのめり込んでしまうのです。 

アイアムアヒーローとウォーキングデッド

アウトレットモール編までは『和製ウォーキングデッド』と言えたであろう不遇の作品、アイアムアヒーロー。中盤から後半はもう完全に別漫画です。そして、あの最終回にはやはり納得がいきません。

 

ですが、実写映画化を果たし人気作品であることには間違いありません。個人的には俄然ウォーキングデッド派ですが。

ウォーキングデッドシーズン1、2は比較的アクション要素の強い作品ですが、シーズン3では複雑な人間ドラマが展開されます。

僕自身も相当嫌っていたローリですが、シーズン3を視聴した時には号泣です。

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 もちろんアイアムアヒーローも素晴らしい作品ですが、個人的には良い意味で裏切られたウォーキングデッドを推します。又、アイアムアヒーローファンであればおすすめしたい作品です。

二作品を見る

今回比較した『和』・『洋』それぞれのSFパンデミックホラー作品を見るならば、dTVをおすすめします。

  • ウォーキングデッド⇒シーズン1~7まですべて視聴可能
  • アイアムアヒーロー⇒dTVオリジナル『はじまりの日』独占配信・他漫画/映画

 

を一挙に視聴可能です。他の動画配信サイトとは異なりdTV独占配信の『はじまりの日』を見ることができるのが、大きな利点です。

 

 

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